アマゾン、自社で効率配送 物流、逆風にもひるまず 提携先の倉庫活用

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15473150Y7A410C1TI1000/

アマゾンの通常のネット通販では、商品の多くを自社の倉庫からヤマト運輸などの宅配便で配送している。プライムナウの場合、商品の配達にアマゾンが契約した物流会社の専用車を利用。これまではアマゾンが自社で仕入れた商品を専用の倉庫から配達していたが、今後は専用車が提携先の店舗に立ち寄って商品を引き取り、購入者に届ける仕組みを加える。

化粧品や総菜など少量多品種の商品を短時間で運ぶには大規模な倉庫が必要だが、倉庫を確保しにくい都市部でも店舗の商品を販売することですぐに届けられる。まずは提携先の店舗が近くにある東京23区、神奈川県、千葉県の一部地域でサービスを始める。

2500円以上の買い物で利用でき、会費のほかに最大1430円の送料がかかるが、条件によって無料になる。注文時に当日か翌日の配送時間を2時間単位で指定可能。一部の商品は注文から1時間で届ける。

ヤマト撤退でサービスの縮小かと思いきや、すぐにこういう仕組みを構築するのですから大したものだと思います。


三陽商会、低価格の新ブランド SCや駅ビルに活路 百貨店苦戦で

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO12865580T10C17A2TI5000/

新しいブランドの育成や既存ブランドの低価格帯商品の追加により、販売をテコ入れする。16に絞った既存ブランドでも価格を抑えた雑貨や衣料の品ぞろえを増やす。これまでの価格戦略を修正し、高めの価格帯が中心だった百貨店以外の販路の拡大を模索する。

三陽商会はSCに出店を進める「ギルドプライム」などのブランドを伸ばす計画だが、百貨店より市場規模の大きなSC向けも競争は激しい。

新しい販路の開拓とあわせ、ネット通販でも今春から価格を2~3割抑えた限定商品をほぼ全てのブランドで売り出す。例えばライセンス生産する英「マッキントッシュ フィロソフィー」の紳士服では5000~6000円のTシャツを売り出す。従来は8000~1万円台が中心だった。

僕が若い頃は花形企業というイメージでしたが。BURBERRY依存で後継ブランドを育てられなかったのが痛いですね。


福袋 新春彩る 「コト消費」 高島屋、五輪輩出チームと練習 三越伊勢丹はキャンピングカー利用

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高島屋が販売するのは「タカマツ」ペアが所属する日本ユニシスの現役選手と練習できる福袋だ。小学生チーム1チーム限定で価格は2万170円。「TRF」のSAMさんが監修するシニア層向けのダンスイベントなどもそろえ、来店客数の上積みを目指す。

三越伊勢丹は17年の福袋の販売目標を伊勢丹新宿本店など都心の旗艦3店舗で16年比10%増と設定。購入者が自ら体験できる福袋が原動力になるとみる。「グランピング」の人気を受け、大型キャンピングカーに2年間のオートキャンプ場利用権やクルマの保管サービスなどが付く1728万円の福袋を用意する。

百貨店業界はファストファッションやインターネット通販との競争激化で主力の衣料品販売が低迷。日本百貨店協会によると、全国の百貨店の売上高は9月まで7カ月連続で前年同月を下回っている。各社は体験型の福袋の品ぞろえを増やし、初売りに訪れる消費者の客層を広げる考えだ。

まあ今の消費トレンドからいくと、コト消費福袋でしょうね。女性応援福袋の企画もあるようです。


ニトリ貪欲、次は百貨店 最高益でも危機感 中価格帯に厚み

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO07710390X20C16A9TI5000/

既存店売上高が6月に前年同月比19.9%増となって以降、7、8月ともに伸びは1ケタ台に鈍化。9月は1.2%減と10カ月ぶりに前年を下回った。9月は残暑と大型台風の影響が主因だが、足踏み状態であることには違いない。伸びの鈍化を出店ペースの加速で補いたいところだが、店舗開発を担当する須藤専務は「郊外の出店余地は狭まってきた」と指摘する。

目的は新たな顧客層の開拓だ。低価格製品に頼るだけでは顧客基盤が偏ると考えている。必要なのはソファであれば約8万~15万円といった中価格帯の拡充だ。ニトリ全体では中価格帯の比率は5割程度だが、プランタン銀座の店舗は7割に達する。それでも周辺の他店舗より安い。ここに魅力を感じる来店客が増え、売上高は当初計画を5割ほど上回っているという。

ニトリはしたたかだ。百貨店はアパレル不振などで苦境に立つが、ニトリにとってはまさに空白地。販売が振るわない既存テナントの契約更新期限を迎える物件を狙って、賃料交渉を優位に進める。それでも百貨店は集客力のあるニトリを歓迎する。

30期連続の増収増益を見込むニトリ。百貨店からも歓迎され、中価格帯戦略もうまくいっておりさすがの強さです。


百貨店、大量閉鎖時代に 三越千葉店営業終了へ インバウンド失速で暗転 新業態や海外戦略…力不足

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もともと都内3店舗に収益が偏っていた。千葉店は赤字が続き、3~5年前とみられる前回の賃貸借契約の更新時に閉鎖する選択肢もあった。だが、08年の経営統合後の店舗リストラで収益体質が改善し、まだ千葉店を支えられると判断した。そこに株価回復とインバウンド需要の追い風が吹く。

だが“爆買い”は長く続かなかった。訪日客のリピーターの関心は「モノ」から「コト」に移り、中国政府は海外で購入した高級腕時計、酒、化粧品の関税を大幅に引き上げた。円高に振れたのも響いた。

アパレル頼みで特色を打ち出しにくい百貨店の構造問題は深刻だ。アパレル会社が疲弊し、杉江取締役は「地方店舗への商品供給が滞っている」と指摘する。千葉店も同様で、アパレル会社が販売員を出せなくなってきたため、自前で販売員をそろえていた。売り上げが減少するなか、コストだけが上昇するいびつな状況は限界に達した。

大量閉鎖と言ってもほぼ地方で、都心は堅調なんだろうと思います。いずれにしてもアパレル頼みで特色を打ち出しにくい百貨店の構造問題があるそうです。


消費、再びデフレ色 小売り、増益率半減 コンビニ減速、百貨店も苦戦

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGD08H5D_Y6A700C1EA2000/

消費の変調を物語るのがコンビニ。ファミリーマートは経常利益が2%減った。既存店売上高は1%増えたが、客数は前年を下回った。セブン&アイは国内コンビニの客数が横ばいで営業利益は微増。ローソンは既存店売上高が前年を下回り営業減益になりそうだ。

GMSも低迷する。イオンリテールは営業損益が赤字だ。専門店に客を奪われて衣料品や日用品がさえない。百貨店は「高額品の販売が厳しい」(高島屋の村田常務取締役)。「爆買い」は鳴りを潜めた。株安による逆資産効果で国内の富裕層に宝飾品などを売る外商の売り上げも伸び悩む。

厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、5月の従業員1人あたりの現金給与総額は前年同月比で11カ月ぶりのマイナスだ。総務省の家計調査では2人以上世帯の実質消費支出は、うるう年の影響を除くと5月まで9カ月連続で減った。

多方面で消費減速鮮明なのが分かります。1年前、2年前には予想しない状況になるスピードは本当に早いと思います。


GW前半3連休、近場でプチぜいたく スーパーで高級国産牛 百貨店はブラウス好調

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ02HPD_S6A500C1TI5000/

いなげやは4月29日から3日間の売上高が前年同期比9%増で推移した。1パック160グラムで平均価格が1300円超という豪州産の2~3倍もする「国産あじわい牛ステーキサーロイン」の売れ行きが好調だった。

成城石井では総菜の売れ行きが好調だった。イオンリテールも売り上げは15年を上回った。バーベキューの需要も見込んだ焼き肉の盛り合わせなど食品が好調に推移した。

阪急うめだ本店では売り上げが前年同期に比べ2桁増だった。気温が上がり、婦人服ではブラウスやTシャツの販売が好調だった。夏の装いと合わせ、ブレスレットやネックレスなどの売れ行きも伸びた。

消費者心理面白い。今年は平日が挟まるので、近場で高級肉などプチ贅沢の傾向が強いようです。


クールビズ「ちょい高」路線 高島屋やそごう・西武、ジャケットにこだわり素材

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO00259570Y6A420C1TI5000/

最近はより軽装な「スーパークールビズ」に人気が流れていたが、今年は百貨店各社が素材や機能にこだわったジャケットや上下のスーツなどきっちり感の高い商品を目玉に据えている。紳士服全般は消費低迷の影響を受けているが、比較的高額な商品は売れている。各社はクールビズ商戦でも「ちょい高」路線に消費者を誘導する。

総務省が発表した3月の家計調査では、衣料品への支出は8カ月連続でマイナスが続き、百貨店の紳士服売上高もさえない。ただ、青山商事が発売した1着10万円の高級スーツに人気が出るなど、一部の高額商品には業態を問わずに動きが出ている。百貨店各社はクールビズの導入で減り続けた夏商戦の単価の引き上げを、目玉商品の高額シフトにかける。

トレンドもありますし、いかに欲求を掻き立てるか。アイデアと売り方で単価はいくらでも上げられると思います。


三越伊勢丹、「中型」で中核都市攻略 名古屋に新型店 再開発ビルに照準

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ04I9M_U6A300C1TI5000/

イセタンハウスは同社の国内での成長を左右する。従来型の百貨店は人口減もあり新規出店は難しい。2011年に出店したJR大阪三越伊勢丹は、開業から3年で百貨店の看板を下ろし専門店へ転身した。競合する百貨店が取引先を囲い込み、欧米の高級ブランドが軒並み出店を見送ったことなどが要因とされる。

一方で小型店展開は新たな顧客を獲得している。ただ、小型店は高島屋やエイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店など他社も強化している。今後競合が増える。

イセタンハウスの売り場面積は約3000平方メートル。同規模の店舗を手掛ける百貨店はまだない。伊勢丹が得意とするファッション性の高いブランドで売り場を構成できる規模だ。独自性で勝負しやすい。また中型店は小型店と違い、「伊勢丹」の名前を地域にアピールできる。複数のカテゴリーの売り場を確保でき、顧客層も広げられる。

中型店ならではの枠のはみ出し方などあるんでしょう。国内初の戦略店の行方は百貨店業界の今後に影響しそうです。


初売り 客足伸びる 百貨店の行列長く 福袋に訪日客

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO95695200T00C16A1TJC000/

高島屋日本橋店では、開店前に並んだ客数が前年より1割強増えた。「円安も手伝い海外旅行などを控えた顧客が来ている」(村田善郎常務)。三越日本橋本店では、前年を100人上回る4200人が開店前に行列をつくり、開店を午前10時から10分繰り上げた。

訪日外国人の消費も旺盛なようだ。西武池袋本店の初売りでは、1日に免税による売り上げが前年比5割増えた。土産物として日本の正月らしい福袋をまとめ買いする姿が目立った。

小売り各社は高価格帯でも品質の高いものやお得感のある商品をそろえることで、出足の良かった初売りの勢いを今後の本格的な販売回復につなげたい考えだ。

福袋は日本独特の商習慣でもありますから、訪日客が食いつくのも分かります。海外でやったらどうなるでしょう。