トップアナリストが読む今期業績 小売り 良品計画、商品力に強み 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 小場啓司氏

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良品計画はニーズを効果的に取り込めている。例えば生活雑貨では素材にこだわった化粧水や「体にフィットするソファ」などが人気だ。食品でも、風味が豊かなカレーは定番商品に進化した。商品開発力の強さはニトリホールディングスも目立つ。

しまむらは業態の変化に注目している。以前は商品の幅広さが売りだったが、近年では裏起毛素材を使った高機能の衣類など戦略商品にも力を入れている。規模の大きさを利点に1枚あたりの調達コストを下げ、価格競争力を高めている。

人手不足は構造的な問題だ。中でもコンビニエンスストアは影響は深刻だ。本部と契約した加盟店のオーナーが経営しており、アルバイトやパートの時給上昇はオーナーの経営を圧迫する。コンビニは加盟店の収入増や作業負担の軽減に向けた支援をどれだけできるかが収益のカギを握る。

商品開発力がやはり第一だと思いますが、人手不足の構造的問題にも対応していかないといけません。


かばんや眼鏡 値下げの春 サマンサタバサなど、割安なネットを意識

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サマンサタバサジャパンリミテッドは「サマンサタバサ」ブランドで中心価格帯を従来より1万円以上安くする。消費者の節約志向が強まるなか、「顧客が低価格品に流れている」(寺田社長)。2017年2月期の連結売上高は前の期比18%減、営業利益も98%減と大幅な減収減益となった。

今は服飾雑貨にとって値上げ機運が高まる時期だ。材料となる合成繊維や人工皮革の値上がりに加え、製造拠点のある中国で人件費が上昇。加工賃が大幅に高まっている。円安・ドル高で輸入コスト増も響く。だが、ファストファッションの伸長や通販サイト、中古品売買の仲介サイトが広がり消費者は低価格品に慣れた。購入頻度が高くない服飾雑貨は特に、店頭販売を主とするブランドが苦戦する。

総務省の2月の家計調査によると、1世帯あたりの消費支出指数(15年=100、実質)のうち「被服及び履き物」は70.4と全項目で最低だった。通信費や食費に比べて消費の優先順位が低くなっている。

1万円以上の値下げとは驚き。家計調査で衣類は消費の優先順位が低くなっているそうです。ユニクロの値下げも業界に影響を与えています。


無印良品、中国で大量出店 4年で8割増360店に 欧州勢と市場争奪

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14968140V00C17A4TI5000/

中間層が増えている中国への出店余地は大きいと判断、上海や北京など主要都市を深掘りするほか、重慶や蘇州などにも店舗網を広げる。年内に中国でホテル事業にも乗り出す。比較的高価ながら機能やデザインに優れる無印の商品の人気が高まっている。

良品計画の17年2月期の海外事業の連結営業利益は163億円の見込みだ。海外は全体の利益の4割超を稼ぐまでに成長した。アジアを中心とした出店攻勢と新事業の育成を両輪に、グローバルブランドとしての成長を加速する構えだ。

中間層の拡大でカジュアル衣料の中国市場は拡大するとみて、衣料各社は出店に力を入れる。ファーストリテイリングは「ユニクロ」で年100店ペースの出店を進めるほか、「ジーユー」も進出済みだ。

小皇帝のサイレントマジョリティをうまく捉えたので、多くの大手が撤退してきた中国市場で存在感あるのだろうと思います。


衣料 商品数絞り込み ユナイテッドアローズやしまむら

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国内衣料品市場はファーストリテイリングのように定番商品に絞り大量販売するSPAと、利便性が高いインターネット通販に人気が集中し、他の業態は苦戦が続く。百貨店アパレルなどに比べると、UAとしまむらの業績は堅調だが一段の効率化が必要と判断。

しまむらは「ファッションセンターしまむら」で17年春夏物の品ぞろえを前年比で約3割減らす見通し。16年秋冬物から本格的に店頭商品の絞り込みを始めたが、今後も継続する。靴下や肌着などの定番品は売れ筋だけに絞る。浮いた人手を販売量の多い戦略商品に振り向ける。

特に苦戦が目立つ百貨店アパレルはブランド削減に取り組むほか、オンワードホールディングスなど大手4社は15年度からの約2年間で1600店以上を閉店する見込み。

衣料品市場は値ごろ感の高いSPAとネット通販に人気が集中する構図が続いているとのこと。


良品計画が昨年3~11月最高益 純利益17%増 雑貨・食品好調

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国内では、テレビ番組で取り上げられた「不揃いチョコがけいちご」の宇治抹茶味など菓子類やカレー類などの人気で客数が増え、販売も伸びた。掃除用品や台所用品なども好調だった。

前年同期と比べて円高が進んだ。国内事業は海外工場で生産した商品を輸入して販売するため採算が改善し、3割近い営業増益となった。反対に、海外事業では逆風となり、売上高営業利益率が1.7ポイント悪化し、12.8%になった。

無印良品はそれこそ暮らし領域でKOEなどを迎え撃つ形ですね。増収増益続けば凄いことです。


アパレル「暮らし」売る ストライプ、旗艦店にホテル 丸ごと提案、欧米でも

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ストライプインターナショナルは、渋谷にホテルを併設する旗艦店を出すと発表した。客室で雑貨を含む自社商品を幅広く扱い、集客力を上げる。取り扱うブランドは家族向けの「KOE」。

ストライプインターは、20年以降にKOEで欧米に進出する方針。石川社長は「ホテル併設型を海外でも出店する。ニューヨーク、パリ、ロンドンなどが候補だ」と語る。渋谷の一等地にあえて全国20店舗に満たないKOEの拠点を置くのは、訪日外国人客を呼び込み、欧米進出の勝算を占う場にする狙いもある。

石川社長は「衣料品はレッドオーシャンだ」と指摘する。規模で劣る中で世界で勝負するには違う流儀が必要。その切り口が「暮らし」というわけだ。ここに照準を合わせるのはストライプインターだけではない。アダストリアは、「ワイアードカフェ」で知られるカフェ・カンパニーと共同出資会社を設立。カフェと衣料を融合した出店を急ぐ。

向いてる方向が衣料品ではなく雑貨というのが面白い。MIXでユニークな商品がたくさん出てきそうです。


衣料 値下げの冬 青山・ABCマート・良品計画…節約志向受け集客重視

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青山商事は子会社が運営する「アメリカンイーグル」の約30ある全店舗で、ほぼ全商品を対象に価格を見直す。アメリカンイーグルの出店を始めて以降、初めての値下げとなる。

ABCマートはビジネスや婦人、カジュアル靴の一部を2割値下げした。商品数に占める割合は数%だが、全体の約2割の約200店に導入したところ客数は前年を上回っているという。

良品計画は新商品を順次値下げする。オーガニックコットンのTシャツは990円、チノパンは2990円とそれぞれ500~1千円ほど安くする。価格の大幅見直しは7年ぶりとなる。

値下げの動きが外食などからアパレルに広がっているとのこと。先行したユニクロは客足戻っているそうです。


「無印良品」が生鮮食品、来年から 不ぞろい野菜、割安に

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旬の野菜を仕入れて売る。店内に売り場を常設するのではなく、屋外の仮設売り場で販売する方式。ネット、実店舗とも野菜の仕入れ状況に応じて不定期の販売となる見通し。

同社のネット通販では今も「諸国良品」コーナーで野菜や果物、加工食品などを売っている。ただ、これは生産者らが無印良品のサイト上で販売している形で、消費者が購入した場合は生産者から商品を発送している。ムジマルシェは良品計画が商品を仕入れて販売する。

無印の国内店舗数は8月末で418店。同社はすでにレトルトカレーなどの加工食品や菓子、調味料といった食品を扱っている。16年2月期の食品の売上高は166億円と、単独売上高の1割弱に上る。

すでに食品を扱っていますからその延長と考えると自然なことかもしれません。食品売上は全体の1割だそうです。


国内外の消費の今 価格に合理性求める 良品計画社長 松崎暁氏

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「正価販売(プロパー)とバーゲンの割合では、やはりバーゲンの販売比率が高まっている。それだけ商品購入に慎重になっている証拠なのだろう。無印良品が独自で行うセールと、無印がテナント出店している商業施設のセールが重なり大幅な値引きになるとよく売れる」

「今年、モーター音が静かなDC扇風機を3万2000円で、そして従来の型を9800円で同時期に販売したところDC扇風機のほうが早く売り切れた。商品によって価格合理性が大きく異なってきている。そこをどう読み切るかだ。これは2014年の消費税率引き上げ以降、顕著な傾向だ」

「日本でよく売れる商品は欧州、中国、アジア、米国でも同じだ。国や地域の購買力によって同じ商品でも価格差はあるが無印良品が開発する商品の基本性、普遍性を世界が理解してくれるようになった。グローバル化が進み生活の基本的な部分が同質化してきているからだ」

全てに安さを求めているわけではなく、納得できる商品に対してはお金を使うというのが消費トレンドということでしょう。


「無印良品」インド先陣 日本の小売業で初出店、準備に4年 ブランド浸透に挑む

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良品計画はインド進出に向け、周到に準備してきた。インド進出を検討し始めたのはインド政府が外資小売り規制を緩和した直後の2012年2月。4年かけて準備してきた成果がこの1号店だ。

商品供給体制の構築も課題だ。現状では日本から商品を輸入しているが、今春にインド政府が繊維製品の輸入関税率を引き上げたこともあり、おおむね3~5割の関税がかかっているという。インドでの小売価格は日本と比べ平均1.6倍にもなる。良品計画は地場企業への生産委託を模索するが、品質基準を満たす供給元を探すのは簡単ではない。

インド事業のモデルとなるのは中国だ。05年の進出当初は苦戦したが、消費者市場の成熟化にともない、無印良品の自己主張しないシンプルなデザインの良さが浸透した。今では170店超を展開し、海外事業の稼ぎ頭だ。

リスクを取ってどうしてまたインドにと思いますが。関税で価格は日本の1.6倍だそうです。