自民過半数が焦点 選挙後のシナリオは 絶対安定多数261確保 政権、再び安定

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22090940Q7A011C1EA2000/

自民が単独過半数を維持し、公明と合わせて与党で安定的に過半数を確保すれば、自公政権は継続する。首相は「政権選択の選挙はどちらの勢力が過半数を取ったかで勝敗ラインが分かる。過半数を取った方が与党になる」とし、与党過半数を改めて勝敗ラインに置いた。

首相が衆院解散を判断したとされる9月の自民の世論調査は自公で280議席超だった。公示前勢力は自民が290、公明が34。自民内には公明が現有議席を維持すると仮定し「30~40議席減」は許容範囲との相場観がある。このため自民単独で絶対安定多数(261)を確保できれば、首相は「1強」状態に近づき、政権運営は再び安定軌道に乗るとみられる。

希望の党は民進のリベラル系を選別したことなどへの世論の反発から失速気味だ。自民が単独で絶対安定多数をとった場合、自公で憲法改正発議に必要な3分の2の議席をうかがう勢力となる。自公が衆院解散前に維持していた3分の2を失ったとしても、改憲に前向きな希望や日本維新の会などと連携すれば論議が前進しそうだ。

議席の獲得数から見る選挙後のシナリオが見えてきました。475→465、与党過半数233、自民単独絶対安定多数261。


衆院選勝敗ライン 自公270、安定維持へ修正 首相「与党過半数」に異論

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS19H4Q_Z11C14A1EA2000/

自民、公明両党執行部は19日、12月14日投開票予定の衆院選で270議席以上の獲得をめざすことで一致した。絶対安定多数(266議席)による与党ペースの国会運営を続ける狙いがあり、「与党で過半数」とした安倍晋三首相とズレが生じた。首相の発言に自民党から「勝敗ラインとして低すぎる」「士気が下がる」と異論が続出。衆院解散を前に目標を上方修正し、引き締めを図った。

首相は18日の記者会見で、勝敗ラインを聞かれ「与党で過半数を得られなければアベノミクスが否定されたことになるので私は退陣する」と語った。与党の現有議席は全体の7割弱を占める326議席(衆院議長含む)。衆院選の定数は「1票の格差」是正で5減って475のため過半数は238となる。首相の発言は、自公両党で88議席減らすまでは責任を問われない意味だともとれる。

民主党の枝野幸男幹事長は記者団に「現状の議席を増やす意欲なしに解散する意味が分からない」と与党過半数の勝敗ラインを批判。維新の党の松浪健太国会対策委員長は「アベノミクスが機能しなかったことが国民から見透かされ、首相も意識を強くしたのだと思う」と語った。ただ、首相を批判する野党の多くは勝敗ラインの前に、候補者探しや野党共闘の調整に追われている。

野党影薄し。