米朝緊迫 長期化の様相 米、追加制裁視野に/北朝鮮、砲撃訓練で威嚇

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDC25H1O_V20C17A4EA2000/

北朝鮮の狙いは、核保有を米国に認めさせたうえで米朝協議に持ち込んで金正恩体制存続の保証を手にすることだ。米国に届く核・ミサイルは体制を守る切り札とみている。

28日には日米外相らが出席する国連安保理の外相級会合を開き、米国主導で北朝鮮の追加制裁を協議する。安保理では北朝鮮を支援するロシアの動きが焦点になりそうだ。日米韓の3カ国は、都内で首席代表会合を開いた。

北朝鮮の対話と圧力で鍵を握る中国も動いた。「中朝間の外交ルートは非常に円滑に通じている」。中国外務省の耿爽副報道局長は、北朝鮮が核実験やミサイル発射を見送ったことについてこう語り、水面下での働きかけをにおわせた。

関係国の戦略目標、相関図が現在のステータスですね。25日はレッドラインを越えずに安堵感。


韓国大統領選、半島情勢が支持率を左右 文・安氏、事実上の一騎打ち

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM15H8L_V10C17A4EA2000/

2年前まで同一政党に属していた文、安両氏に政策上の大きな違いは見られない。安氏の支持率の急上昇は北朝鮮の核をめぐり米朝間で緊張が高まった時期と重なる。文氏が中国に配慮し「次期政権で決める」と曖昧な戦略を続けるのを意識し「危機に強い指導者」をアピールする。これに北朝鮮に厳しい姿勢をとる保守層が呼応した。

文氏は南北対話重視の姿勢から北朝鮮に融和的とみられ、核問題の解決につながるなら訪米よりも先に金委員長と会談する用意があると語ったこともある。しかし、安氏の追い上げを受けると「金正恩が最も恐れる大統領になる」などと安全保障の重要性を訴えるようになった。

結果文氏になり、THAADに頼らない自主国防に傾いているというステータス。6月末に初の米韓首脳会談。


米中朝、虚々実々の攻防 米が軍事的な包囲網、体制転換は否定

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDC15H1P_V10C17A4EA2000/

北朝鮮は15日の軍事パレードで米国への敵意をあらわにした一方で、対話の糸口を探り始めた。米国は軍事的な包囲網を強めつつ、北朝鮮が最も警戒する体制転換に踏み込まない構え。朝鮮半島の危機回避を優先する中国は、ひとまず米国に協力する姿勢を示す。

米メディアは、米政権が2カ月にわたり政策を再点検した結果、北朝鮮の体制転換をめざさない方針を決めたと相次いで報じた。「米国民の脅威を取り除くため、あらゆる選択肢を準備せよ」。トランプ米大統領は金委員長の暗殺を含めたすべての選択肢を検討するよう安全保障担当の大統領補佐官に指示していた。米政権は北朝鮮への軍事的な圧力を強めながら、北朝鮮の体制転換を棚上げし、事態収束の道も探っているようだ。

にらみ合いというステータスですが、日本が先に焦土化という話もありますし不安は募ります。


主犯格?犯行日に出国 正男氏殺害で4人手配 遺体引き渡し、DNA鑑定後に

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM19H21_Z10C17A2FF8000/

4人は1月から2月にかけてマレーシアに入国し、殺害当日にそろって出国した。ニュース・アジアは「4人はドバイやウラジオストクなどを経由して17日に平壌に帰った」と報じた。

警察はこれまでに計4人を逮捕している。2人の女が実行犯とみられるが、北朝鮮の男性グループが計画を練って犯行を唆したとの見方が浮上している。

焦点は、逮捕されたリ・ジョンチョル容疑者と新たに手配された北朝鮮籍の男4人の役割だ。警察によると、リ・ジョンチョル容疑者はマレーシアに昨年入国し、現地企業のIT部門で働いていた。地元メディアによると、北朝鮮の大学で薬学などを学んで卒業している。殺害に用いたとみられる毒物の調達などに関与した可能性がある。

主犯格の4人はすでに平壌に帰ったということで、真相解明は一層難しそうです。息子のハンソル氏にも影響出ているとのこと。


正恩氏、権力への執着 「潜在的脅威」排除か 正男氏暗殺、5年前から命令

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM15H7H_V10C17A2EA2000/

金総書記が死去し、三男の正恩氏の体制が事実上始まった。長男の正男氏は北朝鮮を離れていたが、国家情報院の報告では、正恩氏は間もなくこの腹違いの兄の暗殺を指示した。正男氏は自身と家族の助命を願う書簡を正恩氏に送った。だが北朝鮮の対外工作機関、偵察総局はその後も暗殺の機会をうかがっていたという。

元北朝鮮外交官は正男氏について「海外生活が長く政治的影響力や国内基盤もない」と話す。後ろ盾とされた親族の張氏も正恩氏が処刑した。「明らかになったのは、正男氏を5年間追い続けた正恩氏の執拗な人間性」(元朝鮮労働党幹部)。

国家情報院によると、中国当局が正男氏の身辺保護にあたっていた。朝鮮半島での不測の事態に備えて中国が正男氏の擁立を探っていたとの見方がある。トランプ米政権が北朝鮮への強硬姿勢を鮮明にし、体制転覆を狙っているとみた正恩氏が焦り、代わりとなり得る正男氏を殺した、との観測もささやかれる。

真実が出てくるとは思えず、このまま闇の中という感じでしょうか。体制からすると異質な存在だったようですね。


正恩氏、強気と焦り 北朝鮮党大会 新時代アピール 核で成果誇示、経済は苦境続く

969599999381959FE2EB9AEAE68DE2EBE2E7E0E2E3E49793E0E2E2E2-DSKKZO0209436010052016EA2000-PB1-3

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM09H84_Z00C16A5EA2000/

正恩氏が党大会で最大の成果として示したのが核開発の進展だ。北朝鮮は正恩体制に入って核実験やミサイル発射のペースを加速し「核武装を確実にした」(北朝鮮専門家)。演説では「責任ある核保有国」との言葉を繰り返し、核の先制不使用や「世界の非核化」にも言及した。核問題で唯一の交渉相手とみなす米国を意識した発言だ。

金総書記の死去を受け、正恩氏は当初、父の「遺訓」を前面に父が残した幹部らとともに統治を進めた。その後、叔父で実力者の張成沢氏を処刑し、軍幹部らも次々と粛清した。演説では「党と国家の最高権力を狙って党内に分派をつくり、我々の思想と制度を変質させようと策動した現代版分派分子を摘発、粛清した」とも述べた。

経済の長期的な展望もみえない。「16~20年の『国家経済発展5カ年戦略』を徹底して遂行しなければならない」と強調した。過去の大会では「計画」だった経済政策を「戦略」と表記したのは数値目標を掲げられない苦しさが浮かぶ。

経済は成長しているという見方もありますし、実際のところは謎です。行き詰まっているのだろうとは思います。


4年目の朴槿恵 急旋回する韓国外交 対北朝鮮で中国と距離

969599999381959FE0E19AE79D8DE0E1E2E0E0E2E3E49494E3E2E2E2-DSKKZO9762679024022016FF1000-PB1-2

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM23H5O_T20C16A2FF1000/

「1つの問題で中韓関係が一瞬のうちに破壊されることもある」。中国の邱国洪駐韓大使は警告した。THAADの韓国配備に向けた米韓協議入りへの抗議だ。「THAAD問題がなければ既に(北朝鮮制裁の)新しい国連決議が採択されていただろう」と語った。

中国高官が平壌入りした当日に北朝鮮はミサイル発射を予告。この3日後、中国はようやく中韓両首脳の電話協議に応じた。核実験から1カ月もたっていた。北朝鮮包囲網を呼びかけた朴氏に、習氏はつれなかった。韓国外交の急旋回が始まった。

保守層にも評価の声があったケソン工業団地の操業も「韓国が制裁の先頭に立つ」と全面中断に踏みきった。強気を支えるのは国内世論だ。聯合ニュースとKBSが発表した世論調査では、THAADの韓国配備に67%が賛成。「中国などの立場を考慮し配備すべきでない」と答えた26%を大きく上回った。

北朝鮮を巡る中韓関係の変化が読み取れました。レガシーづくりという点でオバマ氏と朴氏の共通点も感じます。


強硬 北朝鮮 正恩体制、実績急ぐ 危うい演出、世界翻弄 経済再建、なお進まず

969599999381959FE2E59AE6958DE2E5E2E0E0E2E3E49494EAE2E2E2-DSKKZO9704038008022016FF8000-PB1-3

969599999381959FE2E59AE6958DE2E5E2E0E0E2E3E49494EAE2E2E2-DSKKZO9704037008022016FF8000-PB1-3

969599999381959FE2E59AE6958DE2E5E2E0E0E2E3E49494EAE2E2E2-DSKKZO9704039008022016FF8000-PB1-3

http://www.nikkei.comarticle/DGKKASGM07H4G_X00C16A2FF8000/

国際社会の裏をかいた演出もそうだ。従来のパターンはまず核兵器の運搬手段となる長距離ミサイルを発射し、国連安全保障理事会の決議に反発する形で核実験を実施した。今回は核実験から手掛けた。制裁協議のさなかのミサイル発射強行というのも異例。

父の金総書記は緊張を最大限高めて、衝突寸前で対話モードに切り替えた。核問題は唯一の交渉相手とみなす「対米カード」の色彩が強かった。絶対権力者でありながら対外強硬派の軍部と対話重視の外交チームのバランスをとるのが金正日流だ。正恩氏は中国の反発もいとわず、なりふり構わず核ミサイル大国にまい進する。

中長期的には、米国との直接交渉と、中国の影響力低下を視野に入れる。核の威力に危機感を強めた米国を対話に引きずり込み、核・ミサイル実験凍結や「軍縮」の見返りに米朝平和協定や経済援助を獲得する。最終的には中国に頼らない安保・経済環境を築いて、朝鮮半島の主導権を握るのが究極のシナリオだ。

親父はまだましと思えるほどの暴挙。本当にこのやり方で機能すると思っているんでしょうか。


強行・揺さぶり両にらみ 北朝鮮、ミサイル発射準備の兆候 米中の制裁論議けん制

969599999381959FE0EA9AE4868DE0EAE2E3E0E2E3E49494E3E2E2E2-DSKKZO9667022029012016FF1000-PB1-3

969599999381959FE0EA9AE4868DE0EAE2E3E0E2E3E49494E3E2E2E2-DSKKZO9665416028012016FF1000-PB1-3

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM28H6T_Y6A120C1FF1000/

北朝鮮ではこれまで核実験とミサイル発射を同時期に実施するケースが多かった。金正日総書記時代から続く戦略だ。「過去には核実験の前に必ず弾道ミサイルを発射した。今回はまだミサイルを発射していないため、憂慮している」と韓国国防省報道官は語った。

韓国高麗大の洪官憙教授は米国の要求した原油提供中断を拒否するなど、強い制裁に慎重な中国の姿勢が北朝鮮を勢いづかせるとみる。「北朝鮮を緩衝地帯として維持する中国の戦略は確固としており、金正恩は体制の存立を脅かすような制裁にはならないと判断している」というわけだ。

陽動作戦の可能性も残る。北朝鮮の最大の外交目標は、体制を保証する米国との平和協定の締結。制裁に対抗するため、脅威を高めて米国を対話に引き込もうとするのは常とう手段だ。中国がどこまで北朝鮮に圧力をかけるかも焦点となる。

中国にとっては北朝鮮を緩衝地帯として維持させたいということのようで、これもまた事態の進展を阻んでいます。


北朝鮮制裁強化、中国の出方カギ 米、外相協議で説得

969599999381959FE2EA9AE7878DE2EAE2E3E0E2E3E49494E0E2E2E2-DSKKZO9594910009012016FF2000-PB1-1

969599999381959FE2EA9AE7878DE2EAE2E3E0E2E3E49494E0E2E2E2-DSKKZO9594944009012016FF2000-PB1-1

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM08H5U_Y6A100C1FF2000/

米側は中国の北朝鮮に対する姿勢に懐疑的だ。強い制裁で北朝鮮を孤立させすぎれば体制が混乱して中国国境に難民が押し寄せる――。中国側がこんなシナリオを警戒しているとみているからだ。在韓米軍のTHAADの導入を韓国側と非公式に協議しているのも、中国への不信が背景だ。

中国は2013年2月の3回目の核実験後、安保理決議に基づく制裁のほかに石油供給制限や国有大手銀行の対北朝鮮取引の停止などに踏み切った。ただ、中朝関係者によれば水面下では一定量の支援を続けている。国有銀行の取引停止も、もともとの取扱額が少ない。

米側も今回の対北朝鮮制裁が形骸化すると、オバマ政権への批判が勢いづく可能性がある。オバマ政権が「戦略的忍耐」と呼ぶ対北朝鮮政策は「非核化が先決」との原則を堅持するだけで、結果的に北朝鮮を放置し、核実験を繰り返されているからだ。

中国が制裁強化すれば体制混乱で中国国境に難民が押し寄せるという懸念があるそうですが、制裁強化しない本質的な理由がよく見えません。