正恩氏、権力への執着 「潜在的脅威」排除か 正男氏暗殺、5年前から命令

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM15H7H_V10C17A2EA2000/

金総書記が死去し、三男の正恩氏の体制が事実上始まった。長男の正男氏は北朝鮮を離れていたが、国家情報院の報告では、正恩氏は間もなくこの腹違いの兄の暗殺を指示した。正男氏は自身と家族の助命を願う書簡を正恩氏に送った。だが北朝鮮の対外工作機関、偵察総局はその後も暗殺の機会をうかがっていたという。

元北朝鮮外交官は正男氏について「海外生活が長く政治的影響力や国内基盤もない」と話す。後ろ盾とされた親族の張氏も正恩氏が処刑した。「明らかになったのは、正男氏を5年間追い続けた正恩氏の執拗な人間性」(元朝鮮労働党幹部)。

国家情報院によると、中国当局が正男氏の身辺保護にあたっていた。朝鮮半島での不測の事態に備えて中国が正男氏の擁立を探っていたとの見方がある。トランプ米政権が北朝鮮への強硬姿勢を鮮明にし、体制転覆を狙っているとみた正恩氏が焦り、代わりとなり得る正男氏を殺した、との観測もささやかれる。

真実が出てくるとは思えず、このまま闇の中という感じでしょうか。体制からすると異質な存在だったようですね。


4年目の朴槿恵 急旋回する韓国外交 対北朝鮮で中国と距離

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM23H5O_T20C16A2FF1000/

「1つの問題で中韓関係が一瞬のうちに破壊されることもある」。中国の邱国洪駐韓大使は警告した。THAADの韓国配備に向けた米韓協議入りへの抗議だ。「THAAD問題がなければ既に(北朝鮮制裁の)新しい国連決議が採択されていただろう」と語った。

中国高官が平壌入りした当日に北朝鮮はミサイル発射を予告。この3日後、中国はようやく中韓両首脳の電話協議に応じた。核実験から1カ月もたっていた。北朝鮮包囲網を呼びかけた朴氏に、習氏はつれなかった。韓国外交の急旋回が始まった。

保守層にも評価の声があったケソン工業団地の操業も「韓国が制裁の先頭に立つ」と全面中断に踏みきった。強気を支えるのは国内世論だ。聯合ニュースとKBSが発表した世論調査では、THAADの韓国配備に67%が賛成。「中国などの立場を考慮し配備すべきでない」と答えた26%を大きく上回った。

北朝鮮を巡る中韓関係の変化が読み取れました。レガシーづくりという点でオバマ氏と朴氏の共通点も感じます。


強行・揺さぶり両にらみ 北朝鮮、ミサイル発射準備の兆候 米中の制裁論議けん制

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM28H6T_Y6A120C1FF1000/

北朝鮮ではこれまで核実験とミサイル発射を同時期に実施するケースが多かった。金正日総書記時代から続く戦略だ。「過去には核実験の前に必ず弾道ミサイルを発射した。今回はまだミサイルを発射していないため、憂慮している」と韓国国防省報道官は語った。

韓国高麗大の洪官憙教授は米国の要求した原油提供中断を拒否するなど、強い制裁に慎重な中国の姿勢が北朝鮮を勢いづかせるとみる。「北朝鮮を緩衝地帯として維持する中国の戦略は確固としており、金正恩は体制の存立を脅かすような制裁にはならないと判断している」というわけだ。

陽動作戦の可能性も残る。北朝鮮の最大の外交目標は、体制を保証する米国との平和協定の締結。制裁に対抗するため、脅威を高めて米国を対話に引き込もうとするのは常とう手段だ。中国がどこまで北朝鮮に圧力をかけるかも焦点となる。

中国にとっては北朝鮮を緩衝地帯として維持させたいということのようで、これもまた事態の進展を阻んでいます。


正恩氏が気にする新世代 北朝鮮、軍掌握でもにじむ焦り 金もうけに走る若者、政治離れ

http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM26H6R_Y5A021C1EA1000/

正恩氏は演説で「人民」を90回も使い、「人民重視」と「軍隊重視」に「青年重視」を加えた三大戦略を掲げた。北朝鮮では疲弊する国家経済の代わりに闇市場「チャンマダン」が市民生活を賄う。貧富の格差が生じ、金もうけに走る若者が増えた。当局から大規模工事に動員されたり、寄付を求められるなどして不満が強まっているという。

世代交代は軍部も例外でない。韓国の北朝鮮向け拡声器放送で北朝鮮側が敏感に反応するのは正恩氏に関する内容とされる。若い軍人が耳にした放送内容が一般市民に流布する事態を警戒する。朝鮮中央通信は、正恩氏が平壌で開いた朝鮮人民軍の大会で「軍事学校では政治・思想教育を優先させなければならない」と指摘したと報じた。

来年の労働党大会では、北朝鮮で憲法より重く国家の基本方針となる党規約を改正する見通しで「正恩カラー」を前面に打ちだすとの見方が多い。さらに、来年1月に平壌で開く金日成社会主義青年同盟の大会を新世代対策の中核に据えるとみられる。規律や思想統制を締める狙いがある。

朝鮮日報(現在は削除)に、「これまで社会主義国が崩壊してきた過程を振り返っても、まずはエリートや上流階級の相次ぐ亡命が最初の兆候となっていた」との記事が。


北朝鮮、瀬戸際戦術再び 南北合意、宣伝中止を実現 危機感あおり対話演出

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM25H6J_V20C15A8EA1000/

北朝鮮で国家機関に勤めた経験をもつ脱北者は、一連の流れをこうみていた。挑発を仕掛けて韓国が反発するのは織り込み済み。逆に一触即発の危機をあおり、一転して対話を呼びかける。その結果、成果を得る。正恩氏の父、金正日総書記が使った手法だ。

韓国統一研究院の裴廷鎬先任研究委員は「米国と中国の圧力が強かった」と話す。中国では抗日戦勝70年記念の軍事パレードを控えた時期の北朝鮮の挑発行為を批判する声が高まっていた。「環球時報」は社説で「軍事パレードが妨害されたら中国は無関心ではいられない」と北朝鮮をけん制した。

朝鮮半島の緊張を受け、米軍もB52爆撃機や原子力潜水艦など主要戦力を配備する準備を進め、北朝鮮に圧力を強めた。北朝鮮も米国を相手に大規模な紛争を望んでいなかったとされる。

黄炳瑞は自国で、地雷事件はでっち上げと語ったそうですから、合意内容は無視ということになりますね。