トップアナリストが読む今期業績 小売り 良品計画、商品力に強み 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 小場啓司氏

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良品計画はニーズを効果的に取り込めている。例えば生活雑貨では素材にこだわった化粧水や「体にフィットするソファ」などが人気だ。食品でも、風味が豊かなカレーは定番商品に進化した。商品開発力の強さはニトリホールディングスも目立つ。

しまむらは業態の変化に注目している。以前は商品の幅広さが売りだったが、近年では裏起毛素材を使った高機能の衣類など戦略商品にも力を入れている。規模の大きさを利点に1枚あたりの調達コストを下げ、価格競争力を高めている。

人手不足は構造的な問題だ。中でもコンビニエンスストアは影響は深刻だ。本部と契約した加盟店のオーナーが経営しており、アルバイトやパートの時給上昇はオーナーの経営を圧迫する。コンビニは加盟店の収入増や作業負担の軽減に向けた支援をどれだけできるかが収益のカギを握る。

商品開発力がやはり第一だと思いますが、人手不足の構造的問題にも対応していかないといけません。


ボタン型スピーカー「ペチャット」 博報堂 ぬいぐるみと「会話」実現 スマホからセリフ指定

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO13141860Q7A220C1TJH000/

手掛けたのは、博報堂の製造開発プロジェクト「モノム」だ。コピーライター兼プロダクトデザイナーの小野直紀さんらが中心になり、自由な発想で企画してきた。「単に面白いモノを作るというより、必要とされるモノを」追求。「すべての○○を、××に」というキャッチコピーを掲げ、空白に何を埋められるかアイデアを出し合った。まとまったのが「すべての『ぬいぐるみ』を、『おしゃべりに』」だ。

昔から使われてきたぬいぐるみをITの力で大きく変えることができれば、これまでにない、優れた製品になる。メンバーが家族と過ごす中で、発想が生まれていった。親とだけでなく、子供たちは好きなぬいぐるみに話しかけることも多い。本当にコミュニケーションがとれれば、育児を楽しく支援できる。しかも、モノに心が宿るという疑似体験ができる利点もあるともみた。

テストマーケティングの狙いも込めて、Makuakeで資金を募ったところ、目標の50万円をはるかに超え、1500万円以上集まった。掲載すること自体がPR効果を生み、大手百貨店を含む100店舗以上とネット通販で発売。品薄になることもあった。

「すべての○○を、××に」というフレームワークは新商品やサービスのアイデア出しにすごく使えると思いました。


小売り・外食金曜の陣 「プレミアムフライデー」来月24日から 高島屋が美容セミナー 「大吉」開店前倒し

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高島屋は2月24日、「自分磨き」「学び」などをテーマにしたイベントや講座を開く。新宿店では「メークアップ講座」が目玉のひとつ。化粧品メーカーと組んで、目元のメークの上手な仕方などを伝える。30分~1時間ほどを予定しており消費者が体験して楽しむ「コト消費」で集客する。

居酒屋では開店時間の繰り上げやタイムサービスが目立つ。ダイキチシステムは、一部の店で通常より2時間早い午後3時に店を開く。サッポロホールディングス傘下のサッポロライオンは、24日午後3時以降は「エビス生ビール」を半額にする。

第一生命経済研究所の永浜首席エコノミストは、プレミアムフライデーの経済効果は最大1日あたり1236億円と試算する。ただ、前提は「物理的に午後3時に帰れる人が全員退社できた場合」だ。対象が大企業だけだと効果は135億円にとどまるという。

経済効果は最大1日あたり1236億円で、大企業だけだと効果は135億円にとどまるとのこと。


管理職にならない正社員 小売り・外食制度新設 高島屋や吉野家、働き方多様化 人手不足に対応

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高島屋は地域限定社員を導入する。対象は販売や営業を担当する「セールス職」と事務や企画を担当する「スタッフ職」の現場社員が対象。地域限定社員になると部長などの管理職にはならない。給与や賞与については通常の正社員の90%程度の水準となるが、労働時間や教育メニュー、福利厚生などは同等だ。

吉野家ホールディングスは「吉野家」の従業員を対象に店長にならない「職務限定社員」を導入する。勤務時間も昼間だけなどに限定が可能で、子育てと両立しやすい。年収は通常の社員と比べて5~7割の水準となる。

アダストリアは、店長を目指さず販売の専門職として働き続ける人を正社員化する。店頭スタッフはパートやアルバイトが多い。店長としての責任を負わなくても長く働ける雇用区分を用意し、最大800人規模をパートから正社員にする。

この1,2年で本当に大きく働き方に対する企業側の取り組みが変わってきた気がします。変化の時ですね。


初売り 福袋に列 小売り、好天後押し 売上高前年超え 「消費弱含みの表れ」の声も

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三越日本橋本店が用意した福袋は前年より3%多い5万5300個。売上高は前年比2%以上の伸びとなり、滑り出しは好調だった。ただ、売り場では肌着や靴下など生活関連商品をまとめ買いする姿も目立ち、三越伊勢丹HDの大西社長は「福袋に関心が集まるのは足元の消費が弱含んでいることの表れ」と気を引き締めていた。

阪急阪神百貨店の阪急うめだ本店には午前6時半から買い物客が集まり、約7000人が行列をつくった。婦人服や化粧品といった人気商品の福袋をインターネットでの事前受注に切り替えたことで開店前の行列は前年より1000人ほど少なかったというものの、子供服の福袋を扱う催事会場や婦人服のセール売り場は来店客でごった返した。

イオンリテールが運営する総合スーパーでも1日の客数は前年比で1割前後伸びた。売上高は前年並みにとどまったものの、イオンでは「人混みを嫌う人の予約が毎年増えており、その分を含めれば好調」としている。

売上高を見れば好調ですが、福袋に関心が集まるのは消費の弱含みとも取れるそうです。


「医療爆買い」切実な事情 日中とも救世主求め

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医療を目的とする訪日外国人は急増している。医療滞在ビザの発給件数は4年前の13倍になった。ビザがなくても健診や治療は受けられるため実際はもっと多い。ほとんどが中国人で、わらをもつかむ思いで来日する人もいれば、自国で健康状態を知られぬよう日本に来る要人もいる。治療費は500万~600万円程度かかることが多いという。富裕層が多いが、最近は中間層にも広がっている。

中国人が増えている背景には2つの側面がある。1つは経済成長に医療環境の向上が追いついていない中国の事情だ。もう1つは日本側の変化だ。「医療ツーリズム」を大々的に打ち出したのは09年。しかし「医療の産業化」が前面に出たことで医師会が反発し下火に。「それでもこの2、3年で流れが変わってきた」。メディカル・エクセレンス・ジャパンの北野理事は変化を感じている。地域を挙げた外国人患者の誘致は、愛知県など全国で芽が出始めている。

先んじる病院では華麗な消費が広がる。亀田総合病院には昨年、健康診断を受けるため約200人の中国人が訪れた。VIP向けの待合室には、中国語で書かれた高島屋のカタログが置いてある。プライベートジェットで来日し、空き時間に1億元(約16億円)のマンションを買った人もいたという。

爆買いが医療の分野で起こっていたとは。しかもショッピングレベルでない爆買い。先んじる病院では華麗な消費が広がっているとのこと。


福袋 新春彩る 「コト消費」 高島屋、五輪輩出チームと練習 三越伊勢丹はキャンピングカー利用

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高島屋が販売するのは「タカマツ」ペアが所属する日本ユニシスの現役選手と練習できる福袋だ。小学生チーム1チーム限定で価格は2万170円。「TRF」のSAMさんが監修するシニア層向けのダンスイベントなどもそろえ、来店客数の上積みを目指す。

三越伊勢丹は17年の福袋の販売目標を伊勢丹新宿本店など都心の旗艦3店舗で16年比10%増と設定。購入者が自ら体験できる福袋が原動力になるとみる。「グランピング」の人気を受け、大型キャンピングカーに2年間のオートキャンプ場利用権やクルマの保管サービスなどが付く1728万円の福袋を用意する。

百貨店業界はファストファッションやインターネット通販との競争激化で主力の衣料品販売が低迷。日本百貨店協会によると、全国の百貨店の売上高は9月まで7カ月連続で前年同月を下回っている。各社は体験型の福袋の品ぞろえを増やし、初売りに訪れる消費者の客層を広げる考えだ。

まあ今の消費トレンドからいくと、コト消費福袋でしょうね。女性応援福袋の企画もあるようです。


消費の軸は「体験」「ネット」 個人間の取引も存在感

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASGD12H4Z_S6A011C1EA2000/

ホテルニューオータニでは今夏、夜間にライトアップしたプールが人気を呼んだ。音楽ライブやミュージカルなど舞台パフォーマンスに足を運ぶ人も増えている。「野外フェス」などが人気だ。スポーツ観戦でも「体験」のニーズは強い。NPBによると16年の公式戦入場者数はセ・リーグが前年比3%増の1384万人、パ・リーグが4%増の1113万人とともに過去最高を記録。

インターネットを使った通販の拡大も見逃せない。アマゾンジャパンの15年の売上高は約1兆円と、高島屋を初めて上回った。スタートトゥデイの衣料品ネット通販サイト「ゾゾタウン」は4~6月の商品取扱高が403億円と4割増えた。

メルカリは年間の取扱高が約1200億円に達する。売り手に気軽に質問できるなど使い勝手のよさで若者や主婦層の人気をつかんだ。既存の小売り大手が苦戦する一方で、消費の構造変化をとらえた新興企業が勢力を伸ばしている。

どのようなビジネスでも体験とネットをミックスさせるアイデアが必要だと思います。マーケット感覚が一層重要ですね。


ニトリ貪欲、次は百貨店 最高益でも危機感 中価格帯に厚み

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既存店売上高が6月に前年同月比19.9%増となって以降、7、8月ともに伸びは1ケタ台に鈍化。9月は1.2%減と10カ月ぶりに前年を下回った。9月は残暑と大型台風の影響が主因だが、足踏み状態であることには違いない。伸びの鈍化を出店ペースの加速で補いたいところだが、店舗開発を担当する須藤専務は「郊外の出店余地は狭まってきた」と指摘する。

目的は新たな顧客層の開拓だ。低価格製品に頼るだけでは顧客基盤が偏ると考えている。必要なのはソファであれば約8万~15万円といった中価格帯の拡充だ。ニトリ全体では中価格帯の比率は5割程度だが、プランタン銀座の店舗は7割に達する。それでも周辺の他店舗より安い。ここに魅力を感じる来店客が増え、売上高は当初計画を5割ほど上回っているという。

ニトリはしたたかだ。百貨店はアパレル不振などで苦境に立つが、ニトリにとってはまさに空白地。販売が振るわない既存テナントの契約更新期限を迎える物件を狙って、賃料交渉を優位に進める。それでも百貨店は集客力のあるニトリを歓迎する。

30期連続の増収増益を見込むニトリ。百貨店からも歓迎され、中価格帯戦略もうまくいっておりさすがの強さです。


消費、再びデフレ色 小売り、増益率半減 コンビニ減速、百貨店も苦戦

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消費の変調を物語るのがコンビニ。ファミリーマートは経常利益が2%減った。既存店売上高は1%増えたが、客数は前年を下回った。セブン&アイは国内コンビニの客数が横ばいで営業利益は微増。ローソンは既存店売上高が前年を下回り営業減益になりそうだ。

GMSも低迷する。イオンリテールは営業損益が赤字だ。専門店に客を奪われて衣料品や日用品がさえない。百貨店は「高額品の販売が厳しい」(高島屋の村田常務取締役)。「爆買い」は鳴りを潜めた。株安による逆資産効果で国内の富裕層に宝飾品などを売る外商の売り上げも伸び悩む。

厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、5月の従業員1人あたりの現金給与総額は前年同月比で11カ月ぶりのマイナスだ。総務省の家計調査では2人以上世帯の実質消費支出は、うるう年の影響を除くと5月まで9カ月連続で減った。

多方面で消費減速鮮明なのが分かります。1年前、2年前には予想しない状況になるスピードは本当に早いと思います。