訪日需要眠る「夜遊び経済」 ライブやショー、深夜まで 20年に4000億円市場

https://www.nikkei.com/article/DGKKASDF08H0W_U7A920C1NN1000/

品川のホテルで催された「WA!」。しかけたのはアミューズ。「日本には外国人向けのエンターテインメントがない」との問題意識があり、構想を練り始めた。夕食後から終電までを意識し、最も遅い公演開始時間を午後8時とした。アミューズ総合研究所の辰巳主席研究員は「観光、宿泊、エンタメを一緒に楽しむモデルケースにしたい」と話す。

訪日客は日中は観光に忙しいが夕食後は時間を持て余している。めぼしい夜遊び拠点は海外でも頻繁に紹介される新宿の「ロボットレストラン」と原宿の「カワイイ モンスターカフェ」くらい。空白地帯に大手企業が触手をのばし始めた。

市場規模は不明だが、A・T・カーニー日本法人の梅沢会長は「訪日客が夜に1万円多く使えば2020年に4千億円を見込める」と語る。夜遊び経済に詳しい斎藤弁護士は「風営法改正で、一定のルールのもとにダンス営業などが朝まで認められるようになり、大手資本が参入しやすくなった」という。

以外な市場。日本は逆にやらないという手もあると思いますが。ロボットレストランは盛況そうですね。


旅行 日本人旅客、復調の兆し

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO17954600R20C17A6TJ2000/

阪急交通社の松田社長の表情は明るい。7月15日~8月31日の海外旅行の予約人数は前年同期を38%上回る。テロの影響で振るわなかった欧州が回復。北欧は5割伸び、スイスも好調だ。近距離のアジアも人気で台湾は倍増した。航空料金の下落も追い風だ。

国内旅行も堅調だ。阪急交通社の夏の国内旅行は予約人数が10%伸びた。楽天トラベルは地震で昨年低迷した熊本県の伸び率が2倍強と都道府県別で首位。九州方面が活況を呈している。JTBによると2017年の日本人旅行者(1泊以上)の旅行総消費額は前年比2%増の14兆6100億円、総旅行人数は同微増の3億1500万人(延べ人数)といずれも3年連続の増加となる見込みで復調の兆しが強まっている。

旺盛なインバウンド需要は当面続きそうだ。エアビーアンドビーの国内利用者数は5月末までの1年間で約500万人に達した。民泊は訪日客を中心に夏の利用も増えるのは確実だ。

海外旅行の予約人数は前期比38%。海外各地域、国内も堅調のようです。もちろんインバウンドも。


旅行大手、コト消費深掘り 日本旅行が阪急交通 訪日客の長期滞在促す

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15422740X10C17A4TI5000/

日本旅行は着物で街歩きをしたい訪日客の増加をにらみ、京都駅構内の旅行店舗にレンタル専用の受付窓口を開いた。予約済みなら氏名を確認し、予約がない場合はカタログから着物を選んでもらい、提携レンタル店に案内する。

国際会議や研修・報奨旅行などMICE獲得にも注力する。阪急交通社は外国企業向けに接客などもてなしを学ぶプログラムを用意。百貨店の案内担当者があいさつからクレーム処理まで教える。

観光庁によると、16年の訪日外国人旅行者の総消費額は15年比7.8%増の3兆7476億円と過去最高だった。一方、1人あたり旅行支出は15万5896円と同11.5%減った。体験や研修を交えた旅行は滞在期間が長く消費額も増えるため、旅行各社は特徴あるプランを用意する。

アイデア勝負。1人あたり旅行支出はだいたい15万くらいと捉えておけば良さそうですね。


旅行 コト消費需要に期待

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14377730S7A320C1TI5000/

「プレミアムフライデー」。初回の2月24日は、JTBの国内予約サイトを通じた宿泊件数が前年同月の最終金曜日より2割増えた。阪急交通社も同日の出発が中国や韓国、タイなど近場の海外で3倍に伸びた。昨年低調だった反動もあるが「『プレ金』効果はあったようだ」(業界関係者)。

国内では4月に「レゴランド・ジャパン」が名古屋市に開業する。豪華寝台列車も相次ぎ登場する。ただ東京スカイツリーや北陸、北海道新幹線開業の時などに比べて、盛り上がりや波及効果は乏しいとの見方が強い。

集客力のカギは「コト消費」だ。クラブツーリズムは東京の富裕層向け店で国内一人旅の2016年度の申込数が15年度を3割上回りそう。上質な宿や予約しにくい施設を組み込み、2泊3日で数十万円など高額だ。勢いを欠く日本人旅行に比べ、訪日客は増加が続く。

豪華寝台列車やユニークな旅商品はやはり人気のようで、そうでない商品サービスと二極化しているように思います。


エアビー 旅行会社へ進化 民泊以外へ事業拡充 体験イベント予約/航空券手配も検討

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ21I7D_R20C17A3TI1000/

今回のサービス拡充の先に見据えるのは総合旅行会社への脱皮だ。エアビーは昨年、旅行に関するすべてを同社のアプリで完結できる「トリップ」構想を明らかにした。日本でも航空券やレンタカーの予約、食事の手配などのサービスを検討する。

大手旅行会社幹部は「エアビーは世界的に知名度が高い。顧客を食い合うだろう」と危惧する。JTBの高橋社長は「最大の競争相手の一つがオンライン系旅行会社」と語る。一方、レンタカーや航空会社は顧客をつなぐ存在として歓迎する。

政府は10日に、年間営業日数の上限が180日など条件付きながら全国で民泊を解禁する民泊新法を閣議決定した。民泊に限らず、日本の旅行を巡るビジネスが変わる一歩になるかもしれない。

他記事で印象的だったのが、ゲビア氏の「今回サービスを拡張する上で最も大切なのは、中心に人があることだと考えている」でした。


ホテル、耐震性公表の荒波 安全優先 淘汰始まる

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO13264170T20C17A2TZD000/

静岡県などが耐震性を公表したのは、2013年の耐震改修促進法の改正で、大規模な建物の耐震性の公表が自治体に求められたためだ。対象となるのは81年以前の耐震基準で建てられた施設。不特定多数の人が出入りし、3階建て以上で床面積5千平方メートル以上の物件などを規制する。各施設は15年末までに診断結果を県など地元自治体に報告。その後、自治体が公表する。

ホテル・旅館側にとって、結果の公表は集客に直接、影響してくる。とはいえ、大型の建物の改修にはおおむね数億~数十億円の費用がかかる。費用を回収できるだけの収入を上げるのは簡単ではない。そのため耐震性を公表される前に閉館を決断するホテルも多い。

星野リゾートは、経営破綻した山口県長門市の「白木屋グランドホテル」の跡地に新ホテルを19年に建設する。長門市と組んで、温泉街を再生させる。大江戸温泉物語は鳴子温泉の「幸雲閣」を買収した。「効率化の徹底で手ごろな価格を実現し、集客力を高める」(マーケティング部)考えだ。

いずれ当たり前になるんでしょうけど、震災後の過渡期でホテル・旅館側は踏ん張り時だと思います。


訪日需要獲得に最大手スクラム JTB・日通・三越伊勢丹、東南ア客向け新会社 変わる消費、取りこぼしに危機感

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http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ17HWY_X11C16A0TI1000/

中核となるのは日通がアジア向けに展開し約300万人以上が利用するサイトだ。海外消費者の生の声をサイトで集め、日本の商品を日通の物流網で送ったり三越伊勢丹の現地店舗に並べたりする。

最大手同士が異業種連合を組むのは、訪日客需要をとり逃がしているからだ。浅草寺。日本人より外国人が目立ち、ツアー客が利用するのは海外の旅行会社だ。秋葉原では大きな荷物を持つ人は減った。個人のリピーターは急増しているが、宿や食事などは中国系サイトで探す。

日通も国内物流市場が頭打ちのなか、消費者向けを開拓する。越境ECの輸送は日本郵便のシェアが高く、訪日外国人向け手荷物預かりサービスではヤマト運輸と佐川急便が先行する。

ツアー客が利用するのは海外の旅行会社だったり、訪日客の消費行動はショールーミング的になっていたり、宿や食事などは母国系サイトを使ったりしているとのこと。


国慶節訪日客、コト消費熱く 温泉や伝統芸能 買い物は日用品に

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO08160350X01C16A0TI5000/

訪日中国人の消費の軸足が「モノ」から「コト」に向かっている。国慶節に伴う大型連休では、食事や文化体験など日本ならではの体験が重視された。一方、高級ブランド品などを大量に買う「爆買い」は影を潜め、日用品を購入する旅行者が目立った。

JTBは1~7日、訪日外国人向けのツアーを予約した中国人が前年同期比で70%増となった。京都・祇園で伝統芸能を鑑賞するプランは19倍に拡大した。京浜急行電鉄は羽田空港国際線ターミナル駅の観光案内所を訪れた中国人の人数が前年の3倍。昨年に比べ鉄道を使って個人で旅行する人が目立ったという。

小売店では売れ筋が高額品から日用品に移った。三越伊勢丹ホールディングスによると海外からの来店者は昨年より増えたが、1人当たりの販売額は下落。全体の売上高は昨年に届いていないという。

傾向鮮明です。伝統芸能などのツアーや個人旅行が増え、百貨店での爆買いは鳴りを潜めました。


大手旅行各社 農業×観光、地方に誘客 近ツー、農園リゾートに参画 日本旅行、修学旅行で農業体験

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO06186980X10C16A8TI5000/

KNTCTは、千葉県香取市で農園を使ったリゾートを手がけるザ・ファームの経営に参加した。農園での収穫体験やとれたて野菜を使ったバーベキューも楽しめるようにした。宿泊料金は季節によるが大人1泊で7560円から。

日本旅行は滋賀県で農業観光を手がける。修学旅行で農業を体験できるプログラムをJAおうみ冨士と共同開発した。地元特産の野菜の種まきや苗の植え付けをしたり収穫したりする。来年以降に実施する修学旅行向けに提案していく方針だ。

都市住民を農山漁村に呼び込む狙いから1995年に農山漁村余暇法が施行された。農林水産省の調査によると、農産物直売所が年9000億円を超える市場を形づくるなか、農業体験ができる観光農園の市場は約360億円、農家民宿は約50億円にとどまる。農村体験を組み込んだ旅行の本場とされる欧州と比較すると、まだ伸びる余地はあるとみられる。

ザ・ファームのようなキャンプ場はグランピングと呼ぶそうですが行ってみたいと思います。日本も農業観光の機運高まってますね。